2024年6月1日土曜日

恋愛小説:零時迷子

 それはサファイヤが煌く影時計、それは過去、現在、未来へと繋がる空間の扉、僕はただの高校生、テレビで出会ったモデルが女神みたいに見えて、ずっと恋焦がれたお話。

今日も通信制学校でネットを繋いで先生と進路のお話、僕は工業学校へ進学することになる。Youtubeを見て、お、またあの子活躍している、女神みたいなモデル、名前はわからない。まだ無名らしい。検索しても出て来ない。容姿端麗、歌はそんな上手くは無い。ボブヘアで黒髪、右髪だけ長くしてる。清楚系であるが、一般男子校では一番汚いタイプと言われてる。でも僕には女神のようにしか見えなくて、ずっと彼女が僕の同級生にならないか妄想している。

Part2、失恋による辛い思い

やっぱイケメン俳優とやってたとスキャンダルがあった。胸が痛いし全然眠れなかった。あんなに課金し、スマホでラブラブトークしてたのにね。やっぱ今流行りの人工知能でビジネス対応されたのかも。でも、そう割り切るしかないんだ。工業大学進学がんばろう。一応スマホには通話暦が残っていて、僕ずっとゲームやら魔法のことを呟いていた。彼女も様々なアイデアを提供してくれて、こんなことできたらいいなとか絵空事を何時間でも語っていた。そうやってできた思い出の魔法の道具「時間旅行」、タイムマシンだった。理論だけだし、お話だけ。もし時間が巻き戻せたのなら君と同じ高校、同級生になりたかったな。そう彼女は言って次の日スキャンダルだ。

Part3、大学博士課程

失恋をバネに大学の博士にまで上り詰めました。そこに現れたのは女神みたいな子で、あの一時期有名だったアイドルだった。僕は恋が再燃し、がんばってお近づきになろうとしたんだが、そこにイケメン俳優が現れて、僕を押しのけた。彼女は僕の下の名前を呼びまた今度ねと去った。ネットの仮想空間と現実がごっちゃになって、そして日に日にその女神みたいな子と親しくなり、奪った。でもそれは一時的なこと、彼女の両親が許さず絶対にイケメン俳優とくっつけたかった。そして彼女はロンドン留学が決まり、彼女は言った、絶対完成させてね。待ってるから、私の高校の在学を明かして別れを告げた。

Part4、零時迷子完成

結論から述べると過去の僕ががんばって彼女のいる芸能学校に入学し、恋人関係に成れたんだけど、イチャラブしすぎて大学進学に失敗して、またイケメン俳優に盗られてしまう。僕はまたあの異空間に戻り、元の世界線である博士だった時代に戻ろうとするが消え、浪人しコンビニバイトしている僕の時代が開かれ、そこへ干渉する。まだまだ修正の余地はある。がんばってあのイケメン俳優より偉くならないといけないだな。

Part5、矛盾が産み出す過去への回帰

時代を超えると辻褄が合わないと時代そのものへ行けなくなったり存在が消えたりする。永遠に残すには矛盾を作らないといけない。


ルール追加として存在がダブル、同じ時間軸に同じ人物が二人同時に存在しないための工夫が必要となる。でなければ時代改変はできない。できても観測者となりあなた自身が消えることは無い。







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